ふむ( ´-`)ほんのり暖かくなりつつあります。
でも金曜は気温高めながらも雨予報・・・ 土曜の花見は荒れそうですねぇ。 今回は最近食べた温そばネタ2つ 先ずは3月に多かった「かけそば」 この画像は数日前の1枚。ボツネタにしていたモノ。 今年の3月は( ´-`)寒かったですからねぇ・・・ 安物蕎麦も活きる嬉しい一杯。 蕎麦好きの僕も、常備は安物の干しそば。 体調が不安定な方なので、香りの良い高値な物を仕入れても 長期間食べる気になれなかったりするし。 年々一食の適量が減って行く中での栄養バランスを考えると 一度開封したからといって、 そうそう都合よく連食できないので(^^; 気楽に見えて、作り方は結構手間です。 準備とスピード、タイミングも重要。
※乾麺かけそばの作り方(1杯分): 2口以上のガステーブル使用・電気ポット無しver.(笑) ・常温の長ねぎを刻んでおき、お好みの味と濃さにした掛け汁用意。 ・やかんと鍋、双方に多めのお湯を沸かします。 ・鍋で干しそばを指定時間の八割方くらい茹でます。 ・この辺で掛け汁を注いだ鍋に点火。小さい雪平なんかひとつ有ると便利ですね。トロ火。 ・八割茹での蕎麦を流水で良く洗い水切り。湯掻くのに使った鍋も即洗浄。 ・やかんのお湯を鍋に注ぎ再沸騰させ、そばを投入。再加熱。 ・この時、ざるごと茹で直す事。できれば金属製で小型のざるを使いましょう。 ・やかんのお湯は、器を温めるのにも使います。蕎麦丼にも注いでおきます。 ・そばの再加熱時に沸騰まで持っていく事は有りませんが、茹で過ぎない程度に熱々に。 ・温め直したら素早くしっかり湯切り、同時に丼の湯を払います。 ・そばを丼に盛り、とろ火で温めておいた掛け汁を素早く回しかけ刻みねぎパラリ・ ・完成(;゜д゜)イタダキマス ・・・いやぁ・・・忙しいですねぇ・・・ でも寒い時期は、段取り良く急がないと光の速さで冷めるし リズムを作って楽しむくらいにならないと発狂しそうになるので あまり考え過ぎず、脳より勢いとノリで手早く作りましょう(^^ ・・・で、まぁこのかけそばが今年3月の寒い日、 結構な醍醐味だったりもしたのですが。 4月に入ってちょっとだけ暖かくなった・という事で・・・ 続いてようやく今月の温そばネタ。昨日食べた物ですね。 月見そばでございます。 実は、観月や新蕎麦の時期、それと 10年通うどころか初回の来店で「抜き」頼んでる様な カブレ半可通連中の薀蓄・・・ ・・・とはまた別に、このスタイルの 独立した食べ物としての「月見そば」には「旬」が存在します。 春先と秋口の、「ちょっとだけ肌寒い季節」です。 春の場合、魚でなく蕎麦に来る「裏旬」と言ったところでしょうか。 真冬はダメですね 鶏卵を室温どころか微温湯で少々温めておいたところで 「かけ」に投入するとどうしても全体の温度が下がります。 蕎麦粉自体の香りと 蕎麦湯を捨ててまで手に入れた「かけ」の熱気と疾走感や メリハリも削がれ、風味と食感の野暮ったさだけが浮き彫りになる 何だか切ないガッカリな食べ物になってしまいます。 つまり今は( ´-`)月見そばの旬なのです。 『海苔が無いと偽物だ!』とか『それは本来(笑)「玉(ぎょく)」と言って・・・』とか 『チミィ・月見そばってなぁそもそも群雲を見立てた物がだね・・・』とか、そういった 自分の舌とアタマを放棄して、教科書で旬や風情を知った気になっている様なのは 真性Mなので、完全に放置プレイをしてあげるのが優しさであり粋と言うものです。 放っておき、 海苔の有無は、お好みや気分で・ 春の昼間だろうが月見をしましょう。 わかめ添えてもおいしいですね(^^ 前述の「かけ」工程の、汁を掛ける直前 先にタマゴを落としておくのが個人的オススメ。 ・・・あと、これも本当に個人的なオススメなのですが あまり高いタマゴは使わない方が良いです。 しかし、かと言って今回のこの「かけ」スタイル2種・ ある意味、まったく様式美が無いワケでもありません。 蕎麦粉の旬や風味と決別し 刹那的な疾走感を味わうこのスタイルの「温そば」に 器の「高級感」を求めるのは、野暮であり無用であり邪魔です。 日陰者にも優しい「粋な場末感」こそが深く味わわれるべきなので 下手に業物にこだわるのはやめましょう。 丼サイズは5.8~6寸くらい。 益子芦か磁器志野、黄梨、益子辺りのススキが良いでしょう。 地味な「天目流し」も悪くないですが アレはお茶漬け向きの柄という気もします。 「石彩」辺りだとモダン過ぎる感が有りますね。 同じススキ柄で有りがちな「白淡雪」「白吹」もまぁ悪くは無いですが 学食や病院食の様な明るい汎用性のような物が顔を出すので オススメしません。 しかし、100均等に良く有る「亀甲黒内朱」とかはダメです。 やむを得ない場合や緊急時ならともかく、アレを常用すると 金銭の問題では無く、心が貧しくなるからです。 ・・・しかし逆に(;゜д゜)敢えてそれをスタイルとして貫くのは 有りかとも思いますが・・・ 「北の国から」の黒板純ごっことかをする時なんかには 良いのかも知れません。 ・・・と、思うワケで・・・ うわ、なんか今回長いですね。 ここまで読んでくださった方、ありがとうございました(^^ ( ´-`)デハマタ PR
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