∴ 目玉焼き

まぁ修行のやり直しという事で、本日は目玉焼きでございます。

で、まぁそれなりの収穫は有ったかに思います、
とりあえず完成図。


完全な敗北、
結論から言ってしまうと
「巣ごもりたまご」という料理は「目玉焼き」にかないません。
比べるのもおこがましいというレベルでかないません。

素材の持ち味を素直に引き出し、何とあわせてもそれなりの成果を発揮する。
究極にして至高、単純にして最終形態、それが「目玉焼き」です。

バターを使わなくなった20代前半辺りから遠ざかった目玉焼きと言う料理に
僕は色々なものを忘れてきたようです。
恥ずかしながら、我が巣ごもりに
自分自身でこれほどの差を叩き付けられるとは思っていませんでした。

いつもの具、キャベツや肉を先に炒めておき
その旨みが出た油を使って目玉焼きを作るというのが今回の手。

食べてみて驚きました、
この目玉焼きに比べたら僕の作ってきた巣ごもりたまごは
わざわざ素材全部を不味くするための愚行に過ぎなかった。
とんだ道化です、じゃがいもがどうこうと浮かれている場合ではなかった。

考えて見れば当然です、
野菜には野菜・肉には肉・たまごにはたまごに適した火加減と焼き時間が有ります。
「巣ごもりたまご」という料理に出会って浮かれてしまい、
愚かにもその事に気が付きませんでした。

それらをわかった上で、時間と火加減を高度に組み合わせてこそ
巣ごもりたまごと言う料理に意味が出てくる、こいつは大変だ。
僕のキャリアと発想で何とかなるんだろうか？

大反省、当分目玉焼きで鍛え直す事にします。