∴ 信州：鰤雑煮の記憶

まぁお正月という事で(　´-｀)今回も軽く記録だけ。

醤油、みりん、酒で
大根、人参、蒟蒻、鰤を煮た雑煮。
餅など要らないと思う事さえある旨味・
そこにホウレン草のおひたしをトッピング

僕の家系は「お雑煮」と言えば「鰤雑煮」でございます。
簡単だけど品と野性味を兼ね備えた至福の一杯（＾＾


僕の中で「鰤」は特別な魚です。

何度か書いていますが
極端な話、突き詰めると僕の中には2種類の魚しか有りません。
「鰤」と(　´-｀)「鰤以外の魚」です。そのくらい好物なのです。

旨味に溢れた脂と噛み締める喜びの有る身。
あぁ(　´-｀)うっとり・・・
この至高の旨味は、鶏の胸肉に通ずる所が有りますね。

実は腕の立つ誇り高い野武士が、それでも刀だけは常に研ぎ澄ましているような・
そんな迫力が感じ取れる魚です。

肩書きで言うと傘張り浪人だが腕前は剣聖クラスとでも言おうか
力押しでなく、受け流す技巧派とでも言おうか・
そんな共通点と言うか何と言うか・・・あぁ鰤(　´-｀)ブリ。

まさに質実剛健な「鰤」の前には、河豚や鯛など言わば雑魚・バカ殿同然・
無駄な希少性と、それによる高値だけが拠所のバカ息子。
定年まで卑しいエコノミックアニマルとして生きておきながら
年金と退職金で歴史や美術品に興味の有るフリをし
人間らしさを買い取ろうとする老人の様な惨めさすら感じ(　´-｀)同情を禁じ得ません。

そもそも・・・あ(　´-｀)いや、何と言うか
・長くなりそうなので本日はコレにて・


(　´-｀)ﾃﾞﾊﾏﾀ